【明光義塾】「大学入試情報」英語外部検定利用入試

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高校生のみなさん、こんにちは。明光義塾足利南教室の教室長鈴木です。近年、英語外部検定を利用する大学が増えています。これは、英検などの外部検定の成績を入試の出願資格や試験免除、スコア換算による合否判定などに利用する入試制度のことで、2021年では、何らかの形で外部検定を利用した大学が412大学ありました。大学入学後も、費用面での特待や単位認定等の優遇制度としても活用されています。今日は、英語の外部検定利用入試について英検を例にとってお話させていただきたいと思います。
 外部検定には、英検、TEAP、GTEC、TOEICなどがあります。皆さんの中にも受けたことのある人は多いと思います。わたし鈴木も様々な検定を受験してきましたが、やはりオススメは英検になります。受験機会が多くあり、受験料が比較的安く、試験会場が多く自宅近くにも探せること、学校で勉強してきた内容に似ていること、そして何より、様々な外部検定の中で大学入試利用率が最も高いのが英検だからです。
 英検には、年3回行われる「従来型の英検」(1級~5級)と、基本的に毎週土日に試験が行われる「英検SーCBT」(準1級~3級)があります。取得したい級がある場合、両方の試験を組み合わせると、同じ級を年3回ある期間で最大各3回(今年は第2回期間は6回)受験することができるので、出願までに集中して挑戦できます。特に英検SーCBTは、従来型の英検と同じ出題形式ですが、問題はパソコン画面上で出題され、リスニングとリーディングはマウス操作、ライティングテストは手書きかキーボード操作、スピーキングテストは吹き込み式で行う試験です。もちろん、従来型英検と同様の級認定とCSEスコアの取得が可能。おまけに試験日が豊富で自分の予定に合わせて選べ、受験料は従来型よりも少し安価となっていますので、利用しない手はありません。SーCBT試験はこの近くだと小山市や高崎市で受験ができます。
 そしてSーCBT試験の一番のメリットは、1次試験と2次試験を同時に受験できるという点になります。一方の従来型の英検の場合は、1次試験で不合格になってしまえば後日行われる面接式スピーキングテストの2次試験に進めませんよね。SーCBTでは4技能が1日で受験可能で、これには時間節約以上の大きなメリットがあるのです。
 例えば従来型英検を受験して1次試験で不合格になってしまった場合、得られるCSEスコアは1次で受検した3技能のみになります。大学側は通常4技能を必要としていますから、外部検定利用はできません。しかしSーCBTの場合は、不合格になってしまっても2次試験としてのスピーキングも受けていますから4技能分のスコアをきちんとゲットすることができ、それを入試に利用することが可能なのです。つまり、SーCBTは1次試験(3技能)の合否にかかわらず、4技能のCSEスコアを取得できるのです。
 具体的に立教大学を見てみましょう。立教大学では一般入試か大学入学共通テスト利用入試の場合、任意で「英語資格・検定試験利用制度」を利用できます。その制度では、共通テストの得点と外部試験のスコアを得点換算した数字を比較して高得点の方を採用。2021年入試の場合の判断基準は、CSEスコア2300点が共通テストで満点といった扱いでした。この2300点というのは英検準1級(合格点は2304点)ギリギリ不合格の数字ですが、立教大学が採用するのはCSEスコアのみなので、級の合否は関係ありません。このように、志望大学の入試をよく知り外部検定利用入試を上手に取り入れて準備することがとても重要なのです。
 ある資料によると、2021年度の大学一般入試で求められた英語のレベルは、英検の級に換算した場合、一般選抜入試では準2級が約25%、2級が約41%、準1級が約20%。一方で学校推薦型・総合型選抜入試では準2級が約30%、2級が約37%、準1級が約8%、。つまり、一般入試選抜の方が比較的高いレベルが求められていることと、2級レベルが一つの目安となっていることが分かります。
 明光義塾ではこのように多様化し続ける大学入試への対応も万全です。英検SーCBT試験に関しても、私鈴木が受験し、実際の注意点などを未受験の他の教室長たちに伝えておりますので、皆さんへの具体的なアドバイスも万全です。受験のことでいろいろ不安もあるかと思いますが、明光義塾ではその不安を払拭し、みなさんが入試で有利に戦えるようにバックアップしていきます。もっと詳しく知りたい、勉強したいと思って頂けましたら明光義塾まで気軽にお問い合わせください。

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