【千歳整骨院 小林先生 骨のお話④】

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今年は異常なほど暑いですね。体調気を付けてお過ごしください。今回は膝についてお話します。 

膝関節の疾患では、大きく2つに分けることができます。関節の「中」か「外」です。「中」とは膝の内側ではなく膝の関節の中側、膝関節を構成している「軟骨」「半月板」「靭帯」のことを指します。よく耳にする変形性膝関節症は、軟骨がすり減り痛みが出るもので、中年以降の女性に多く、また関節の間にある半月板もスポーツ等で痛める他に加齢による半月板の摩耗が原因のこともあります。膝の関節の動きは前後の曲げ伸ばしの動きがメインとなります。そのため左右横方向からの外力が加わると靭帯や半月板を痛めやすいです。また、若い時にスポーツなどで軟骨、半月板、靭帯を痛めて関節に不安定性を残したままにすると歳月を重ねていくと変形性膝関節症に移行しやすくなります。加齢とともに下半身の筋肉の衰え、体重の増加が変形に拍車をかける原因となりますので、運動と食事が大事になります。

次に関節の「外」といいますと、膝関節の周りを走る筋肉と腱を指します。腱とは筋肉の端っこで骨につくところ。アキレス腱が有名ですね。膝の周りには太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉の腱が走っています。膝の曲げ伸ばしを繰り返したり、太ももの筋肉の過剰な筋疲労が膝周りの腱に痛みを出す原因となります。ランニングやジャンプ競技の選手に多いです。原因として、オーバーワーク(使いすぎ)。ケアをしないで、練習に打ち込みすぎるのは危険です。また、偏平足など足の構造の崩れからも、その上の膝に負担をかけやすく、膝の痛みの原因になります。

膝に痛みがある方は、本人でもどの場所に痛みがあるかまではわかりますが、「中」か「外」かまでは判断がつきません。施術にはその痛みの原因がどこから来るかを見極めることが非常に重要です。あまり我慢せずにしっかり施術しましょう。

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