展示室の中では、一足早い春の訪れを感じさせてくれる「花」たちが出迎えてくれました。
安藤勇寿「少年の日」美術館(佐野市御神楽町)では、「季節の花」展を開催しています。
企画展示室には、沈丁花やふきのとう、れんげ、かたくりといった季節の花々とともに、元気に駆け回る子どもたち、一緒に何気ない時間を過ごす家族など、いきいきと日常を生きる人々が描かれた14点が展示されています。
また、常設展示でも、大きな画面いっぱいのさくら、白木蓮が咲き誇り、春の温かさに浸ることができます。
安藤勇寿さんは「足元にある身近な花たちを題材にしています。花の少ないこの季節、絵で季節を楽しんでいただけたらうれしいですね。花たちは、土の中で今か今かと春を待ち、可憐な花を咲かせる準備をします。このコロナ禍の今、苦しいことやつらいこともありますが、人間も自然の一部で、たくさんの人と支え合いながら生きているんだと感じている方も多いのではないでしょうか。命あるものたちから癒やしやエネルギーをもらい、少しでも心を和ませてほしいですね」と話してくれました。
本格的な春の訪れはもうちょっと先ですが、ここに来て、目から季節を満喫してみてはいかがでしょうか。
■会期/4月24日(日)まで
■場所/佐野市御神楽町623-1
■開館時間・休館日/午前9時30分~午後5時。
■休館日/毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)、毎月第1火曜日休館
■入館料/大人800円、中高生500円、小学生300円、幼児(4歳以上)100円
■問い合わせ/電話0283-67-1080