秋が深まる二十四節気「霜降(そうこう)」の話

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尾島ゆみこさん

文・人形の峰雲堂 節句人形アドバイザー尾島ゆみこさん

今朝はぐっと冷え込みましたが、日中は澄み渡る青空が広がり、秋の深まりを感じる一日になりました。

ところで、今日は「霜降(そうこう)」という二十四節気についてご紹介します。

文字通り、霜が降り始める頃のことを指し、秋から冬へと季節がゆっくりと移ろう時期です。
だいたい10月下旬から11月上旬あたりで、朝の空気がひんやり冷たく感じられるようになってきます。

そう言えば、23日には富士山で初冠雪が観測されたそうです。
少しずつ、霜の降りる季節も近づいてきたんですね。

あたりを見渡せば、遅咲きの金木犀がやさしい香りを漂わせ、田んぼには昔ながらの「はざかけ」が見られます。この素朴な風景は少なくなりましたが、どこか懐かしさを感じます。

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秋の光と香りを胸いっぱいに吸い込みながら、霜降の季節をそっと味わう――そんな穏やかな一日になりました。

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