畳2枚分にも及ぶ新作「命のはじまり」。秋色に染まる山々、圧巻のもみじ。一枚の葉がため池に落ちて描く波紋。さまざまな自然が変化する季節・秋は始まりの季節でもあることを十分に感じさせてくれます。
佐野市御神楽町の山間に建つ安藤勇寿「少年の日美術館」では、5月8日(金)から「新作原画展」を開催します。
今回の展示は、大作「命のはじまり」をはじめ、自然と人との営みをテーマにした作品が中心です。
安藤さんは、身近にある自然の中で生活している私たち人間。その豊かさ、強さ、互いに生かしながら生きていることを感じ取ってもらえたらうれしい」と語ります。また、「こんなときだからこそ、もう一度、人と自然の関わり、原点を考えてほしいですね」と続けます。
作品は、帆を上げる船、家のそばの田んぼに生まれた虫たち、縁側のおばあちゃんと孫、きらきらと輝く澄んだ水など、温かくなつかしい安藤さんの世界が広がります。
【新作原画展】
▼会期/5月8日(金)~8月30日(日)
▼場所/佐野市御神楽町623―1
▼時間・休館日/午前9時分~午後5時(入館は閉館30分前)。毎週月曜(祝祭日の場合は開館)、毎月第1火曜日
▼入館料/大人800円(歳以上は100円引き)、中高生500円、小学生300円、幼児100円(4歳以上)
▼問い合わせ/同美術館℡0283・67・1080 ※新型コロナウイルス感染拡大で、緊急事態宣言が出されたことにより、5月7日まで休館となります