小山市内を流れる観晃橋下の思川河畔で、7月の第1日曜日に行われる伝統の恒例行事「思川の流しびな」は、新型コロナウイルスの影響で中止が決定しました。
開催中止は、昨年に続き2年連続となります。
この流しびなは、小山市の夏の風物詩として定着し、60回以上続けて開催されています。
例年、たくさんの浴衣姿の子どもたちらが会場に集い、人形が乗った小舟に思い思いの願いを託し、川面にそっと流します。
使われる人形は「下野人形(しもつけひとがた)」で、小山市の無形文化財に指定される「下野しぼり」の技法で作られた和紙を使用しています。
また、当日は流しびなのほか、小山児童合唱団が元気な歌声を披露します。
市内外から多くの参加者が訪れることから、来場者の安全確保が難しいと判断され、今回も残念ながら中止となりました。
来年こそは開催できることを心より願っています。
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