
寒さが少しずつ身にしみる12月中旬。
小雨がぱらつくあいにくの天気の中でも、会場には多くの人が集まり、開演を心待ちにする空気が漂っていました。

12月14日、とちぎ花センター多目的ホールで開催されたのは、フラグループ「Laule’a Hula Club(ラウレア フラ クラブ)」による「クリスマス歌謡フラステージ(聖なる日を大切な人と…。)」。

用意された椅子は開演前から次々と埋まり、期待感が自然と高まっていきます。
ステージに先立ち、代表の木村小枝子さんが登壇。
「アロハ―。今日はバラエティ豊かなダンスをご用意しました。生徒たちの思いが詰まったステージを、最後まで楽しんでください」と、笑顔であいさつしました。

オープニングは、竹製の打楽器・プイリを使った「ナニヴァレナーハラ」。リズムに合わせて鳴り響く軽快な音色がホールを包み込み、華やかな幕開けとなりました。
続く歌謡フラでは、「いつでも夢を」、「真赤な太陽」など昭和の名曲が次々と披露され、懐かしいメロディーに合わせたしなやかな踊りに、客席からは自然と手拍子が広がります。
会場はあたたかな一体感に包まれていました。
全10プログラムはクリスマスを意識した選曲で構成され、来場者の表情も終始和やか。

フィナーレを飾ったのは、スノーマンの「あいことば」。伸びやかな動きと穏やかな表情が印象的で、心地よい余韻を残しながらステージは幕を閉じました。
雨と寒さを忘れさせてくれる、心あたたまるフラのひととき。
聖なる季節にふさわしい、やさしい時間が会場に流れていました。































